2023年11月10日新刊『藍染めのアポレンカ』(求龍堂)
日本ヴォーグ社雑誌『毛糸だま』2018秋号の「世界手芸紀行」連載のため書きおろしたコラムがオンラインで読めるようになりました→ヴィオルカHPにどうぞ
about
チェコ共和国に受け継がれてきた藍染めが今見直されています。
手押しの伝統技法で染められた藍染めのパターンは、モダンな暮らしにも、しっくりなじみ、飽きを呼びません。
ヴィオルカはチェコ語で「スミレの花」、美しいチェコの藍染めを取り入れた“気品のある暮らし ”を提案するブランドです。近年、300年以上の伝統を持つ藍染め技法は本国チェコでも再注目され、2018年11月ユネスコ無形文化遺産に登録されました。その藍染め生地を使い、日本の暮らしに調和するデザイン、丁寧な仕上げのウェア、小物を紹介しています。
チェコの藍染めは、野に咲くすみれの花のように可憐で、やさしく毎日の生活に寄り添ってくれるものです。
気品と優しさに包まれたヴィオルカのある暮らしをお楽しみください。
藍染め生地は、ヴィオルカが、チェコの藍染め工房と取引し、直接輸入しています。
この工房では、日本ではあまり見られない技法が18世紀ごろから行われています。それは約20~30センチ角の木製や金属製の凸版の型(版木)を使った手押し染め(型染め)で、継ぎ目がずれないように版を押すには、高い技術と経験が必要とされます。生地に一瞬で大量のプリントができる機械プリントとは異なり、すべてが手作業。職人の存在と経験、さらに集中力がものをいう、いまではとても貴重な技術となっています。
現在では多くの藍染め工房の廃業により、生産量が大変少なくなっている稀少なものです。
https://www.violka.jp/